アルカリ溶液中に電気化学測定はしばしば使われています。特に、ニッケルアルカリ二次電池、アルカリ性燃料電池等の研究に、強アルカリに耐える参照電極が必要になります。酸化水銀電極はそのための参照電極です。
電極の内部溶液は1MのNaOH時に
HgO + H2O + 2e = Hg + 2OH- E0=0.098
V vs NHE 25°C
2002年から、試作を始め、2003年から、販売をスタートしました。この10年間に数千本を販売しました。この間にも、電極が、2度改良されました。特に、ある大学と共同研究で、電極の絡液部はセラミックスの代わりに、新素材が使用されることより、耐アルカリ性と電気化学的の導通性は向上されました。
電極ボディ の材質は耐薬品性のテフロン樹脂で加工されます。従来の商品より、強いアルカリ溶液に耐えます。出荷の時に、電極の組み立ては済み、内部液は1MNaOHで、そのまま、使えます。
電極の上端部キャップはねじ込み式ですので、取り外しは簡単です。電極内部液は自由に交換でき、例として、1MのNaOH、或いはKOH溶液、6MのNaOH或いはKOH等を使用されます。
詳しい図面を描いたアクセサリーカタログ(価格付、PDFファイル)をe-mailで、送ることが出来ます。下記のアドレスにアクセスして下さい。
長さ |
12p(下部6p; 上部6cm) |
直径 |
(下部6.35o;上部12o |
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